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壱弐参横丁の写真

一見さん大歓迎!仙台の横丁でおいしい晩酌

2018/02/19

仙台の夜を彩る、五つの横丁

大通りから脇道にそれると現れる、ディープな雰囲気が漂う横丁。細い路地にはここでしか味わえない料理や隠れた銘酒を取り扱う飲食店が軒を連ねています。仙台の横丁文化は戦後に始まり、当時創業した店が今も夜には温かな明かりをともして客を出迎えます。今回は仙台市中心部にある「壱弐参(いろは)横丁」「文化横丁」「稲荷小路」「虎屋横丁」「仙台銀座」を訪ね、横丁初心者にもおすすめのお店をご紹介します。

始まりは戦後の露店商「壱弐参横丁」

1946年にできた「中央公設市場」が現在の壱弐参横丁の始まり。まるで昭和時代にタイムスリップしたかのような気分にさせる、レトロな雰囲気が魅力です。他では出合えない、個性的な飲食店が立ち並びます。

「すけぞう」と書かれたあんどんが目印

「すけぞう」は和食店で腕を磨いた店主の粟野助藏(ぞう)さんが、約30年前に開いた和食居酒屋。宮城県産を中心に120種ほどそろう地酒は、粟野さんが各地の蔵に足を運んで味を確かめ、選んだものです。この地酒を目当てに県外や外国から訪れる客も多いそう。

旬の魚介類をふんだんに使った料理5品の「すけぞうおまかせコース」(2,700円/税込)と地酒を一緒に注文するのがおすすめ。内容は日替わりで、この日はタコとヒラメ、本マグロのお造りをはじめ、魚介類のうま味が詰まった「サンショウ煮のチーズ寄せ」などのお通し、ジューシーな「ロール白菜」といった料理が味わえました。

宮城県産の魚介類や、粟野さんが畑で育てた野菜が使われた料理に舌鼓

愛称は“ぶんよこ”「仙台文化横丁」

1925年に開業した映画館「文化キネマ」が名前の由来。1945年の仙台空襲で一度は焼失したものの、戦後に復活。以来、現在まで続く名店も多く、ひっそりとした路地ながら市民だけでなくディープな仙台を探す観光客も多く訪れます。

壱弐参横丁と同じく「サンモール一番町商店街」に面しています

「源氏」は「仙台の名店」と名高い居酒屋。江戸時代末期に造られた穀物蔵を使った趣ある店で、2代目おかみの髙橋雛子さんが上品な笑顔で出迎えてくれます。髙橋さんは「当店では1950年の創業当時から、お客さまに『4杯ルール』を守ってもらっています」と教えてくれました。

お酒は誰でも4杯まで。全てお通し付きの価格で、1杯目には日替わりの小鉢、2杯目には豆腐、3杯目には旬の刺し身、4杯目にはおでんが付きます。4杯ルールの理由は「お客さまの健康を考えて」と髙橋さん。程よくお酒を楽しんで、ほろ酔い気分で店を後にできます。

「高清水 初しぼり」や「生ビール」(各1,000円/税込)、「高清水」(900円/税込)、「特別純米浦霞」(1,100円/税込)、などがそろいます。全品お通し付き。

稲荷神社が名前の由来「稲荷小路」

火伏せの守護神を祀る「豊川稲荷神社」へ通じる路地であるため「稲荷小路」と名付けられました。稲荷小路を横断して交わる虎屋横丁と合わせて「イナトラ」の愛称でも親しまれています。

最近は若者も姿も増えたという稲荷小路

屋台営業から始まった「おでん三吉」は1949年創業。今は2代目の田村忠嗣さんと、息子で3代目の浩章さんが中心となって店を切り盛りしています。浩章さんは「前は若い人の姿はほとんど見なかったけれど、最近はインターネットの口コミを見て来てくれているようです。稲荷小路全体に若い世代のお客さんが増えて活気づきました」と話します。

おでんは日高昆布と青森県陸奥湾のイワシの焼き干しでだしを取り、あっさりとした味わいに仕上げています。「いいだこ」(129円/税込)、「サンマのすり身」(291円/税込)など、おでん種は26種。宮城の地酒も常時10種ほどそろい、おでんとの相性抜群です。

かんぴょうの鉢巻きをした目にも楽しい「いいだこ」など、多彩なおでん種がそろいます

国分町通と東一番丁通を結ぶ「虎屋横丁」

「虎屋」の屋号が付いた薬種問屋があったことが通りの名前の由来といわれています。夜は赤いちょうちんに誘われ、飲み歩きを楽しむ人々でにぎわいます。

「虎屋横丁」と書かれたアーチのすぐそばに店を構える「富貴寿司」

「富貴(ふうき)寿司」が創業したのは1948年。店主の深瀬大輔さんは「50年ほど前は飲み屋よりも料理店が多かったり、昼間は周辺に住む子どもが路地で遊んでいたりと、飲み屋街というより商店街のようでした。横丁も時代とともに変化しています」と振り返ります。

富貴寿司では創業当時から変わらず、宮城県産魚介類のすしや刺し身を提供。夜限定「酔いの市」(2,000円/税込)はすし3貫、旬の刺し身3種、お通し3種と日本酒やビール、ソフトドリンクなどから選べるドリンク1杯が付く贅沢なセット。お酒とともに鮮魚を楽しむのにおすすめです。

「酔いの市」のすしと刺し身、お通しは日替わり。店主がおすすめしてくれる日本酒とともにどうぞ

多彩な飲食店が並ぶ「仙台銀座」

仙台朝市とほぼ同時期の1945年ごろに誕生した横丁。細い路地には横丁ができた当時からの店と近年オープンした店が共存し、居酒屋やバー、料亭などが軒を連ねます。

アーチに横丁内の店の名前が連なる仙台銀座の入り口

大町に本店がある「一軒家居酒屋大町へそのを」が南町通側の仙台銀座の入り口にある3階建てのビルに2号店を構えたのは2009年。店長の佐藤学さんは「近隣にはビジネスホテルが多いため、観光客の方にもよくご利用いただいています」と笑顔で話します。

へそのをのおすすめは、仙台を訪れたら味わいたい食材を取り入れた晩酌セット(1,620円/税込)。店で人気の赤ワインで洋風に仕上げた「国産牛もつ10年煮込み」、仙台名物の牛たんがジューシーな「牛たんつくね」、日替わりの小鉢にドリンク2杯が付きます。

こくのあるもつ煮込みに甘辛い牛たんつくね、いずれもついついお酒が進む味わい

すけぞう
仙台市青葉区一番町2-3-28 壱弐参横丁内
TEL:022-227-5177
営/17:30~23:00
休/日曜、祝日

 

源氏
仙台市青葉区一番町2-4-8 文化横丁内
TEL:022-222-8485
営/17:00~23:00(ラストオーダー22:30)
休/日曜、祝日

 

おでん三吉
仙台市青葉区一番町4-10-8 稲荷小路内
TEL:022-222-3830
営/1~4、10・11月 月~金曜18:00~23:00(ラストオーダー22:30)
土曜17:00~23:00(ラストオーダー22:30)
5~9月 月~木曜18:00~22:00(ラストオーダー21:30)
金・土曜18:00~23:00(ラストオーダー22:30)
12月 17:00~23:00(ラストオーダー22:30)
休/日曜、祝日
https://oden-sankichi.com/
※外部リンク

 

富貴寿司
仙台市青葉区一番町4-4-6 虎横ビル1階 虎屋横丁内
TEL:022-222-6157
営/11:30~14:00、17:00~23:00(ラストオーダー22:30)
休/日曜、祝日

 

三階まるごと居酒屋 仙台銀座 へそのを
仙台市青葉区中央3-10-24 仙台銀座内
TEL:022-266-5985
営/17:00~24:00(ラストオーダー23:30)
休/日曜(翌月曜が祝日の場合は営業、翌月曜休み)
http://hesonowo.sakura.ne.jp/wp2/
※外部リンク