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仙台市博物館で触れる仙台の歴史と文化

2016/03/23

政宗公所用の具足と海外との交流のあかしは必見

「仙台国際センター」と向かい合うように建つ「仙台市博物館」は伊達家から寄贈された資料を中心に、仙台の歴史・文化に関する資料、約9万点を収蔵。仙台が栄えてきた背景をさまざまな資料で垣間見ることができます。なかでも見逃せないのは伊達政宗所用の具足とユネスコ記憶遺産で国宝の慶長遣欧使節関係資料。

重要文化財 黒漆五枚胴具足 伊達政宗所用(部分)仙台市博物館蔵

華美なよろいが多かった時代の中、あえて黒を基調としたシックで実戦向きな具足は、その圧倒的な存在感に目をみはります。細くアシンメトリーな形が特徴的な弦月の前立にも注目を。

ユネスコ記憶遺産・国宝
ローマ市公民権証書 仙台市博物館蔵

伊達政宗公の命をうけ、メキシコとの直接交易を目的に、支倉常長がスペインやローマを目指した慶長遣欧使節の関係資料は2013年にはユネスコの世界記憶遺産に登録。ローマ市の公民権を与えられ、貴族に列せられたことを示す証書や肖像画などは常長の足跡を今に伝える貴重な資料です。

常設展では年4回のサイクルで展示替えをし、数多くの実物資料が見られるのも仙台市博物館の見所のひとつ。展示物についてじっくり知りたいなら、英語対応のボランティアガイド(事前に要予約)や、日・英・中・韓の4ヶ国語対応の音声ガイドを利用しましょう。

東北で受け継がれてきた美術工芸品も多数展示

見て、触れる体験型展示

「プレイミュージアム」にはコマやお手玉などの昔ながらの日本の遊び道具や郷土玩具が多数展示されており、大人も童心にかえって楽しめる場所。また、政宗公の兜のレプリカを実際にかぶることもできます。こんなに重いものを身につけていたのかとびっくりするはず。ぜひお試しを。

遊びながら日本の文化に親しめる場所

休憩とお買い物のお楽しみ

館内2階にあるレストラン「三の丸」では地元や旬の食材を使った食事やお茶が味わえます。特別展や企画展にちなんだメニューが提供されることも。

広い窓から見える緑豊かな景色もごちそう

仙台ならではの土産を求めたいならミュージアムショップがおすすめ。ここでしか買えないオリジナルグッズをはじめ、こけしや玉虫塗、堤焼、仙台堆朱など、仙台自慢の伝統工芸品が販売されています。

博物館の所蔵品をモチーフにしたオリジナルグッズ

日本のフィギュアスケートの歴史の始まりが仙台に

博物館の手前に広がる五色沼は、明治中期から外国人達がスケートを滑り始め、その後仙台の学生達がフィギュアスケートの基本を習い始めた、日本におけるフィギュアスケート発祥の地といわれています。世界のトップに君臨する羽生結弦選手はじめ仙台から優秀なスケーターが多数輩出されるのも、思わず納得!のエピソード。博物館とあわせて見学してみては。

石碑、男女ペアのスケーター像が目印